自衛隊の次期戦闘機FXは国内開発せよ

本当はこれが欲しい

MicrosoftのLiveSpaceが勝手にWordPressになってしまってから、初投稿。
機能は激減。
昨今、珍しく話題の自衛隊の次期戦闘機FXの選定問題ですが。
期待に反することなく(?)、混迷しています。

もともと欲しい機種のF-22ラプターを、米国が売ってくれないというのが一番の原因。
日本はこれまで、国の防衛戦略として、
日米同盟
周辺制海権の確保
を最重要課題としてきた。

これは正しい戦略である。
日本は島国なので、敵国は必ず海を渡って侵攻上陸しなければなりません。

現在、敵国に直接上陸して侵攻占領する能力を持っているのは米軍だけなので、まずはその米国と仲良くしておくのは正解だ。

次に、周辺の小島への上陸など、小規模な侵略も含めて考えると、中国などもある程度の可能性がありますが、
その場合でも、敵国はその攻撃した島周辺と自国との補給路を安定的に確保しなければなりません。

即ち、これが制海権の確保です。

補給路の維持は、これまでの戦争でも自明なように、非常に困難です。
太平洋戦争でも、日本軍はまだ戦力に余裕のあった戦争初期から戦域との補給路確保に失敗し、それが敗戦の大きな原因になっています。
モンゴル帝国の日本侵攻や豊臣秀吉による朝鮮半島への侵攻を見ても良く分かります。

補給路は、常に攻撃側にとっての弱点であり、これを安定して確保するには敵の何倍もの戦力を必要とします。
日本にとってはこれは非常に有利な点で、侵略国の最も脆弱な補給路を脅かすだけの戦力があれば、相手国は侵略することが出来なくなります。
この戦力とは、潜水艦と戦闘機です。
(潜水艦の戦略価値については、長くなるので説明しません。)

戦闘機は、侵略国の補給路となる、日本の周辺海域の制空権を守るのに必要です。

日本の国土のみ守るのであれば、陸上基地から発進する戦闘機で十分な航続距離があるので、空母などは不要です。
また、現在でも海上艦船より戦闘機の方が有利なので、相手国艦船も、日本の制空権下で行動するのは不可能です。

これは、領土の外れにある島の防衛でも同じことです。
陸上部隊を張り付ける算段などをしているようですが、実際、島を防衛するのに兵力を張り付けるのは愚策です(アピールにはなる)。
古今より、防衛において兵力は分散せず、機動性を保って用いるのが正しい戦略なので、島を防衛するにも、戦闘機が一番効果的なのです。
このように、日本の防衛にとっては、戦闘機が非常に重要です。

そして、現在の戦闘機は、各種軍事兵器のなかでも最もハイテク化され、その技術レベルの差が顕著に現れます。
世代の違う戦闘機では、何十倍の数があっても太刀打ち出来ないということです。

これまで、日本は周辺の仮想敵国(ソ連や韓国や中国)より高性能な戦闘機をより多く配備してきたので、国土の防衛体制は盤石でした。
政治家が方便で言うように、単に、日米同盟のみで確保された平和ではなかったのです。
また、自衛隊もそれなりに正しい戦略を取ってきたと思います。
(軍事力だけで確保された平和でもありませんが)

しかし、
現在主力のF-15イーグル戦闘機の老朽化、陳腐化を前に、次期戦闘機の選定が混乱しているのです。

これは軍事戦略上、とても大きな危機と言えるでしょう。

当面の仮想敵国の中国やロシアや韓国では第4世代の戦闘機が充足し、そろそろ第5世代(ステルス戦闘機)を配備しようとしています。
これに対するに真正の第5世代戦闘機F-22ラプターがあれば完璧ですが、それが無いならどうすれば良いか?

現在、米国のF-18、F-35、F-15、ヨーロッパのユーロファイター・タイフーンで悩んでいますが、
どれも、
周辺国より「圧倒的に高性能」な戦闘機では無い。

F-18、F-15より良いの?
開発の遅れているF35
購入機の中では一番のタイフーン

F-35以外、ステルス能力は申し訳程度で、米国お勧めのF-35も開発は遅れ気味で、
もし開発が完了しても、共同開発(国際共同開発で十数カ国が開発や資金計画に参加)に参加していない日本への売り渡し条件は厳しくなると思います。
だったらどうするか?

「自国で開発」です。これが正解。

元気で傲慢だったころの日本なら、「自国で開発」と言ったと思うのですが。。

かつてF-2開発で完全自国開発を出来なかったことを悔しく思うなら、今こそ国内開発すればいいじゃないですか!

コストを無視して戦車を国内開発するのも、「相手国の恣意によらず安定的に供給するため」なんだから、今こそ、日本の軍産複合体の意地を見せてくれよ。
いつも悪者呼ばわりされている、国と、それに癒着したメーカーは今こそ立ち上がるべきです。
開発コストなど無視して、失敗を恐れずに開発に挑戦すべきです。

もし、失敗しても、その間に蓄えた技術的経験は必ず防衛に有用です。
それに、F-2の改造で進めるなら結構実現性も高いでしょう。

出来れば、F-2改をストップギャップにして、その後本格的なステルス戦闘機を開発するのが良いでしょう。

F-2はブレンドウィングで構造に複合材を多用(今では普通です)しているので、ステルス性を上げる改良も可能でしょう。
AESAレーダーも装備済みなので、これは改良型で良い。
エンジンの開発は大変ですので、これは既存の流通している品物でなんとかしましょう。出力的には現存のもので十分です。
ミサイルなどの兵装・電子戦装備はすでに国内開発済みです。
ステルス設計を含めたソフトの開発が一番厄介ですが、これこそ、これからの技術開発では必須かつ普遍的に利用できるものです。
よってF-2改は可能です。

F-2改で流れを作り、そのまま次期戦闘機開発へ進めるのです。
これを、日本の将来につなぐ壮大なプロジェクトとして位置付けるのです。
現在、米国の軍事技術の独占ぶりに、「不可能」と言う人も多いでしょうが、一見「不可能」に見えることこそ挑戦すべきだし、
挑戦もせず、努力もせずに他の国より強くなることこそ「不可能」です。

中国が、一人で米国に挑戦しつづける努力を脅威に感じるなら、自らもそれを実践し、相手より頑張るべきでしょう。
それに、開発に本気だと分かれば、米国も「F-22を売るから開発は止めてくれ」と言ってきます。F-2の時もそうだったでしょう。

絶対国内開発です。イスラエルみたいに米国から設計図を盗んでも開発すべきです。
ちなみに、国内開発せずによそから購入するならタイフーンが最も良い選択ですが、米国に弱い政治家と自衛隊なので、難しいかな。

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“自衛隊の次期戦闘機FXは国内開発せよ” への 2 件のフィードバック

  1. GPS、偵察衛星その他も基本的には自国開発生産をするべきだと思います。今の世界の燃料関係が
    有る意味でだぶついてる状態で日本は、ロシア、アメリカ、中東諸国を向こうに回して駆け引きをしているように見えます。それが少しは日本にとって風が吹いているように感じます。一方向だけでは無いですよ、ほかからの方法もありますよと。この方式で、自国開発で第5世代、6世代の解決をしますよ的名状態を醸し出せれば、ラプタ-売却も可能だと、単純に考えてしまうのですが間違いでしょうか。きれい事をいっていても、結局は軍事産業がものをいうでしょうし、販売先の日本が無くなれば(日本は武器輸出3原則を改正も含めて)大きな痛手になるでしょうし、アジア各国に提供(販売を含む)することで発言力も少しは増えるのではないでしょうか。但しアメリカのへそを曲げさせないことが条件ですが。それも、外交力、交渉力だと思います。このようなことを徐々に進める進めることが、自立した国だと思うのですが。
    米軍基地反対と言っている人達も、出て行ってほしいので有れば自立した国にすればよいとおもいますが、何故それを声高に言わないのでしょうか。今の日本はどう考えてみても自立した独立国では無い気がします。自由に発言が出来る世界ほど素晴らしいものは無いと思います。その日本を陥れようと色々画策する輩が日本の周囲にいるのに、年間に200回を超えるスクランブルを左翼系の人や平和馴れした日本人がどれほど理解しているのか知りたいですね。それをどう考えるのかも。意見が違う方向に行きました。すいません。

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